【大家さん必見】敷地内の「無断駐車」に怒りの一発はNG!?正しい対処法を4ステップで解説
所有している駐車場やマンションの敷地内に、見慣れない車がポツンと停まっている……。
大家さんなら、一度は経験したことがある頭の痛いトラブルですよね。
「腹が立つからタイヤをロックしてやろうか!」「レッカー車を呼んで勝手に移動させてしまえ!」と思う気持ちは痛いほど分かります。
しかし、ちょっと待ってください!
実は、いくら相手が無断駐車をして悪くても、自分で勝手に制裁を加えるのは法律で禁止されているのです。
最悪の場合、相手から「車に傷がついた」と損害賠償を請求される泥沼リスクも……。
今回は、無断駐車を見つけたときに「大人の対応」で安全かつ確実に解決するための4つのステップを分かりやすく解説します!
はじめに:絶対にやってはいけない「自力救済(じりききゅうさい)」
法律には「自力救済の禁止」というルールがあります。
これは、「いくら自分が被害者だからといって、裁判などの公的な手続きを通さずに、実力行使で解決してはいけない」という決まりです。
■やってはいけないNG対応
・タイヤをロックして動かせなくする
・勝手に別の場所にレッカー移動する
・「罰金3万円申し受けます」といった法的な根拠のない張り紙をする
これらをしてしまうと、逆にこちらが加害者扱いされてしまう可能性があるため、感情をグッと抑えて次のステップを踏んでいきましょう。
ステップ1:まずは落ち着いて「確認」と「証拠集め」
無断駐車を見つけたら、まずは「本当に無断駐車なのか」の確認と、後々有利に進めるための証拠集めからスタートします。
・契約者や関係者の車ではないか確認する
その区画の契約者が、一時的に代車(レンタカーや車検中の車)を停めているだけかもしれません。
まずは契約者への確認を。また、他の入居者の知り合いの可能性もあるため、マンションの掲示板で注意喚起をするのも効果的です。
・スマホで写真を複数アングルから撮る
無断駐車だと分かったら、証拠を残します。「車種」「色」「ナンバープレート」「停まっている日時」がはっきり分かるように、複数の角度から写真を撮影しておきましょう。
ステップ2:警告書は「ワイパーに挟む」が鉄則
次に、車の持ち主に「ここは無断駐車ですよ、気づいてくださいね」と伝えるために警告書を設置します。ここでも注意点があります。
・ガムテープや糊(のり)で貼るのはNG!
窓ガラスや車体にベタベタ貼ると、「テープの跡が残った」「傷がついた」とイチャモンをつけられる原因になります。
クリアファイルなどに入れて、ワイパーに優しく挟む程度に留めるのが無難です。
・文章はシンプルに。感情的な罰金請求は避ける
警告書には「無断駐車につき、速やかに移動してください」とだけ書くのがスマートです。
「罰金○万円!」と書きたい気持ちは分かりますが、法的に認められないケースが多いため、書かない方が無駄なトラブルを防げます。
ステップ3:民事不介入でも「警察への通報」は必須!
「私有地のトラブルだから、警察は動いてくれないんじゃ……」と思う方も多いでしょう。
確かに、警察には「個人間のトラブルには口を出さない」という民事不介入(みんじふかいにゅう)の原則があります。
しかし、警察への通報は絶対にすべきです!
なぜなら、その車が「盗難車」だったり「事件や事故に関わっている車」だったりする可能性があるからです。
事件性が疑われる場合、警察はすぐに動いてくれます。
また、事件性がなくても、警察からナンバーを元に所有者へ連絡し、移動を促してくれるケースは少なくありません。
通報する際は、ステップ1で控えた「ナンバー、車種、色」を冷静に伝えましょう。
ステップ4:それでもダメなら…弁護士を頼って「法的手続き」へ
まとめ:感情的にならず、段階を踏んで賢く解決しよう!
敷地内に勝手に車を停められるのは本当に腹立たしいものですが、そこでカッとなって相手の車に触れてしまうと、こちらの立場が弱くなってしまいます。
1.まずは証拠(写真)を残す
2.ワイパーに優しい警告書を挟む
3.警察に連絡してナンバーから所有者に警告してもらう
4.長期化したら弁護士にバトンタッチする
この「段階的かつ法的なアプローチ」こそが、大家さんが身を守りながら、トラブルをキレイに解決するための最短ルートです。万が一のときは、ぜひこの手順を思い出してくださいね。
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