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2020年09月25日
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「コロナで収入が減り家賃が払えない・・・」という方「住居確保給付金」の受給、「緊急小口資金」「総合支援資金(生活支援費)」の借り入れについて!

大家さん・地主さんのための情報誌「Owners オーナーズ」2020年9月号より、弁護士大家 加藤幸英先生の法律相談をご紹介いたします。

「コロナでバイト時間が減り家賃が払えない・・・」という入居者に、家主は何ができる?

Q.アパートの入居者が「新型コロナの影響でバイトのシフトを減らされ、来月の家賃が払えそうにない」と相談に来ました。家主としてどのように助言すればよいでしょうか?

との相談がありました。

加藤幸英 弁護士の回答・・・

1.入居者に対して、可能な限りの努力をお願いしましょう。


2.具体的には地域の自立相談支援機関で「住居確保給付金」の受給「緊急小口資金」「総合支援資金(生活支援費)」の借り入れについて相談してもらいましょう。

 

※参考:仙台市 健康福祉局保護自立支援課のホームページをご覧ください。

収入が減っただけでは失業給付に頼れない・・・

勤務先が倒産したり解雇されたりしても雇用保険に入っていれば、ハローワークで失業給付を申請することで当面をしのぐことができます。

これに対して、ご質問のように解雇されていない場合やフリーランスの場合には、収入が激減しても失業給付を受け取ることができません。

そのような入居者から相談があった場合は、次の制度を案内し、利用を検討してもらうことをおすすめします。

「住居確保給付金」の受給

「住居確保給付金」とは、住居がないと求職活動が難しいため、まずは住居を確保してもらおうという趣旨で作られた制度です。


受給要件は次の3点です。

①収入が減って家賃が払えない

②貯金もほとんどない

③ハローワークで求職活動を行っている

 

現在、③の要件は緩やかに運用されているので、フリーランスの方でも利用することができそうです。


受給要件と支給額の目安は下の表1.をご覧ください。


例えば単身世帯の場合、月収12万円以下、貯金50万円以下であれば、申込月の家賃から原則3カ月間(最長9カ月まで延長可能)、月額4万5000円まで給付を受けることができます(地域により金額は異なります)


給付金は直接家主や管理会社に入金されるので、家主としても安心です。

ただし「滞納家賃」には使えないので、直ちに相談に行くよう入居者にアドバイスしてください。

「生活福祉資金制度」による貸付の利用

「生活福祉資金制度」による無利子、無担保での貸付も用意されています。


①緊急小口資金

原則10万円(最大20万円)まで。

 

②総合支援資金(生活支援費)

単身世帯は月額15万円、その他の世帯は月額20万円を原則3回にわたって借りることができます。

 

どちらの制度も最初の1年間は返済不要で、その間に生計を立て直してもらうことを目指しています。


とにもかくにも、近所(市区町村役場などに設置)の自立相談支援機関に電話して相談の予約をするよう促しましょう。

連絡先はインターネットで「自立相談支援機関+地名」で検索すれば簡単にわかります。

 

◆参考リンク → 仙台市ホームページ「新型コロナウイルス感染症の影響で生活にお困りの皆さまへ(生活困窮者自立支援事業・生活保護)」のリンク

 

入居者の中には、これらの制度を知らずに悩んでいる人も多いです。

積極的に情報提供して、新型コロナによる苦境を共に乗り切っていくことが重要!・・・とのアドバイスでした。

おさらい(Point!)

・滞納する前なら、「住居確保給付金」の受給が可能

・無利子・無担保の貸付制度の利用を検討してもらう

・早急に地域の「自立相談支援機関」への相談を促す

・入居者への積極的な情報提供を!

最後に・・・

<情報誌の定期購読につきまして>

 

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この記事を書いた人
熊谷 博喜 クマガイ ヒロキ
熊谷 博喜
賃貸オーナー様、月極駐車場オーナー様、不動産売買のお客様をサポートいたします。

大切な不動産資産をどのように活用されたいか、お客様毎に答えが様々であると常々感じております。

ご相談者様、ご家族の皆様にとって、最良のご提案ができるよう、これからもお客様と一生お付き合いできる人間関係づくりを目指してまいります!
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